2024年3日14日(木) 岐阜医療科学大学 外部研修会の実施結果(3月 岐阜医療科学大学)
南帷子民児協は、3月14日(木)可児市虹ヶ丘地内に所在する「岐阜医療科学大学」において、学内見学の後、同大学教授 医学博士 薬袋淳子 先生による「自分の人生の舵は最後まで自分でとる」という講話を21名の全委員が受けました。
今回の講話のポイントは、「フレイルと認知症予防」ということで多くの興味あるお話を楽しくわかりやすく伺うことができました。
「フレイルとは」、健康と要介護の間の虚弱な状態であり、要支援の人がなりやすいということでした。そのフレイル現象として
・ 体重の減少(年間4.5㎏の減少)・疲れやすい・歩行速度の低下・握力の低下・身体活動量の低下
があり、3項目以上の該当はフレイル、1~2項目でプレフレイルということでした。
また、この現象のチェック方法として簡単なものにふくらはぎの太さを測るとか、そしてフレイル予防策としてまずは、
・ 食べる(免疫力向上のためにりんごとバナナを半分ずつ食べるなど)、飲む(カギは水分を毎日約1.2ℓ、敵は脱水)
・ 身体を動かす(手足の運動)
次に認知症のお話の中では、MCI(軽度認知障害)の予防策として、
・ 昨日のことを思い出す・握力を落とさない・声出し読み・明日は何すると寝る前に考える
などを運動や歌、道具(にぎにぎボール、脳ナビノート)を使って、楽しくわかりやすく説明をされました。
そのほかフレイルと認知症を無くすために
・ 良い睡眠を得るには夕日を浴びる
・ 深呼吸は無敵~ストレス解消、リラックス効果あり
・ オシャレを3日一度行う
・ 歳を重ねるほど大切になることは、今日行くところがある、用がある
などを教わりました。
この研修では高齢者に関わる多くのことを学ぶことができました。そして我々委員が日々の見守り活動時において、今回の講話で得た知識を声掛けや会話のなかで活かしていきたいと思いました。
最後に、参加者全員が薬袋先生に感謝を述べるとともに有意義な研修で終えることができました。