当日は35度を超える猛暑の中、第1部:「夏の会」によるお話劇場(紙芝居、人形劇、手品)と、第2部:音楽療法士によるリズム体操のプログラムにて行いました。参加者は、親子25組53名、夏の会の11名、音楽療法士の水野先生のほか、こども課長、社協、一部の市会議員、図書館の職員さんにもご見学いただき、民生児童委員20名を加えて総勢89名でした。
「夏の会」山田さん(人権擁護委員)のお話と、同会の皆さんによる宮沢賢治原作「注文の多い料理店」の紙芝居は小さなお子さんには難しかったようですが、お母さんたちは喜んでおられました。手品には子どもたちが目を輝かせて見入っていましたし、音楽療法士によるパフォーマンスには子どもたちが体を思い切り動かして走り回り笑顔がはじけているように見えました。
アンケートには、「いろんな人とお話ができてよかった」などとスタッフにはうれしい感想もあり、盛りだくさんの意見が寄せられました。終わりにささやかなおみやげを手渡した際にも、子どもさんの笑顔が見られて微笑ましく感じました。
主任児童委員をはじめ全員の協力で取り組んだこの会を「来年もできたらいいね」、「やりましょう」と語らいつつ散会しました。
児童が交通ルールを守って安全に登下校するようにとの願いを込めて、恒例の交通安全教室が行われました。日頃子どもたちの登下校を見守っている地域の方々と共に民生児童委員も12名が参加して、交通安全について児童と一緒に学びました。
運動場で、先生がたと西可児交番のお巡りさんから「大切な自分の命を守るために、今回の訓練ではしっかり100点をとりましょう」とのお話があり、交通安全指導員から自転車の乗り方、横断歩道や踏切の渡り方の指導がありました。
その後、分団単位でそれぞれの通学路ごとに歩行の実地練習に出発し、各分団長は、横断旗を上手に使いこなし歯切れよく笛を吹いて、低学年をうまくまとめながら無事終了しました。
帷子インターの横断歩道を通学路にしている分団では、当民児協の取り組みで歩行者用の信号時間が改善された効果もあって、児童が以前に比べてスムーズに渡れるようになったと感じました。また、長坂方面の団地内通学路で、行き交う自動車・自転車・歩行者の方々がほとんど高齢者であったことに「今」を感じました。
帷子民生児童委員協議会
内 容 : 心肺停止を疑われる状態で倒れた人の場に居合わせた時、冷静沈着かつ的確に行動して心肺蘇生法やAED(自動体外式除細動器)などで一命を救うことができればとの思いで本講習を企画しました。当民児協では第3事業部会が中心になって平成18年以来継続して訓練を実施してはきましたが、いざというとき的確な行動がとれるかどうかは、日頃からの意識づけと訓練による自信の裏付けにかかっていると思われます。
当日は加茂消防の可児分室から署員お二人を講師に招いて心肺蘇生法およびAEDの使用方法と止血方法、のどに異物を詰まらせた場合の対処法などについて実技指導を受け、終了後に救命技能を有することを認定する「普通救命講習修了証」を受け取りました。
AEDは、音声メッセージにしたがって落ち着いて作業すればいいので恐れる必要はありませんが、心肺停止から5分以内の除細動実施が望ましいので、設置場所をあらかじめ心得ておくことが大切ということも学びました。
今回学んだことを念頭に、たまたまそのような場に出会った場合はなるべく多くの人と協力しながら「自分にもできる」という自信と勇気をもって活用していきたいと思います。
帷子小学校の児童クラブは家庭の事情等ですぐには下校できない小学1年生から3年生の児童を学校で預かる制度ですが、12月26日、一日遅れのクリスマス会を例年通り帷子民児協が中心になって児童クラブの皆さんを対象に、指導員の先生がた、地区社協の協力を得ながら行いました。民生児童委員は13時30分に集合、部屋の飾りつけやハンドベルの練習などをしながら子どもたちの入場を待ちました。
15時頃に開会、みんなでケーキを食べジュースを飲み終えたとき、トナカイの先導で大きな袋を背に2人のサンタクロースが登場、サンタさんからプレゼントを受け取って会場は大いに盛り上がりました。そのあとは民生児童委員と児童のハンドベル演奏の競演、新聞紙を使ってのTシャツつくりと、その新聞紙を利用したヨーヨーつくりをにぎやかに行いました。最後に「手のひらに太陽を」を~♪ぼくらはみんな生きている♪~と手話を交えて全員が大きな声で歌って会は締めくくられました。
約2時間の短い時間ではありましたが、主任児童委員を中心に企画した今回のイベントが、子どもたちのはじけるような笑顔、元気のよい大きな声などを肌で感じながら楽しく過ごせたことはよかったと思います。一緒に楽しみながら子どもたちから元気と笑顔をもらったような気がしました。今後とも何らかの形でこのような企画が続けらればいいなと思いながら、暗くなった道を家路へ向かいました。
帷子民児協では、地域とのふれあい活動、施設研修・出前講座などによる制度研修、体験研修、パソコン研修などを年間事業計画に基づいて実施しています。去る11月9日には「手話サークルかにっ子」の田中繁世様を講師にお願いして昨年に続き手話研修の第2回を実施しました。
可児市には登録されている方だけで280人の聴覚障がい者がおられ、うち手話を使用されている方は40人くらいだそうです。実際にわれわれがそのような方と手話で会話する機会はほとんどないのですが、障がい者が何を望んでおられるか、手話とはどのようなものか、手話ボランティアの方々はどのように活躍されているか等を学ぶことは有意義なことと考えて企画しました。
はじめに、障がい者が交通機関、金融機関、病院などでお困りになっていること、それに対して必要なサポートや環境整備などを具体例を挙げて説明していただき、一方でろう学校での教育の現状などについてその一端を伺うことができました。実習として前回を思い出しながらの手話による自己紹介を行いましたが、普段から使わないとなかなか身につかないなと実感しました。最後は手話を交えて唱歌「故郷」を全員で歌って研修会を終わりました。
研修を通じて聴覚障がい者の気持ちに少しでも近づけたのかなと感じました。