2017年6日26日(月) 可児市内及び岐阜市内 今渡南民児協の視察研修
梅雨空の心配した雨もなく晴れた暑い一日、17名の参加を得て視察研修を実施しました。
視察先は次の2か所です。
Ⅰ、市内 ①ほほえみデイケア ②ゆめの家
①ほほえみデイケアは、通所リハビリテーションの介護保険施設です。下恵土地内にあり、看護師・介護士・理学療法士・作業療法士が常駐され、定員36名でこの日は、29名が見えました。
これだけ多くの方に対して、全て各個人のケアプランに基づくリハビリプランに従って実施され、週2~3回利用の方が多いとのこと。スタッフの方々の寄り添った対応に、熱いものを感じました。
②ゆめの家は、小規模多機能型居宅介護という介護保険施設で、通所と泊まりがあります。
これも下恵土地内にあり、こうした施設は市内に2か所のみとのこと。一日最大15名の定員で、泊まりは7部屋あります。食事もスタッフが作り、歯医者さんの往診もあります。
また介護ロボット=Hug君がいます。ハグ君は、車椅子・ベッド・トイレなど移動の必要な時に、その初動を助けてくれ、本人の支えになってくれ、またスタッフの作業軽減にもなっているようです。
ともかく実に家庭的であり、来所者の安心、信頼した顔つきからは、スタッフの方々との一体感が印象的でした。
Ⅱ、市外 午後からは、岐阜市内にある次の2か所を視察しました。
①岐阜県障がい者総合相談センター ②岐阜県福祉友愛プール
①岐阜県障がい者総合相談センターは、平成27年4月に開所し、身体・知的・精神の幅広い専門的な相談支援などを行い、センター内に次の4機関があります。
・身体障害者更生相談所(身体障害者手帳交付も行い、県下86,000人うち可児市3,260人)
・知的障害者更生相談所(養育手帳の交付も行い、各地へ巡回相談もする)
・精神保健福祉センター(心の悩み、ひきこもり、自殺対策、脳機能障がいなどの相談支援)
・発達障害者支援センターのぞみ(自閉症をはじめ発達障害者等の相談支援)
伊藤所長さんや各職員の方から、業務内容などの説明を受け、質疑応答の機会を得ました。
ここの特色は、市町村との連携や各地への巡回を進めながら、センターの高度な専門性を生かして障がい者だけでなく、そのご家族の支援も行うことの様です
②岐阜県福祉友愛プールは、昨年12月にオープンし、メインプール・サブプール・ジェットバス・トレーニング室などがあります。利用できる人は、障がい者、介助者、一般の60歳以上の方です。
この日も、真新しい施設の中で、泳いだり・水中歩行やジムなど多くの方が運動していました。
また県は、この地区を「ぎふ清流福祉エリア」と名付け、平成31年度予定の・障がい者体育館・障がい者総合就労支援センターを建設中でした。
今回の視察では、今後更にこのエリアが拡大充実されていき、それが障がい者やそのご家族などの方々に大きな助けになることを実感しました。 と同時に民生児童委員として、こうした情報を日々取得蓄積して、それを必要としている方々に提供し、関係者の方へ繋いでいく大切さも感じました。
ただ、視察者の多くからは、岐阜市はいいなあ、可児からは遠いなあ とのつぶやきも・・・