

参加人数350名、役員12名で、10時30分開会し15時30分に閉会しました。
岐阜県立白鳩学園園長の石田公一様より「児童虐待の現状と子育て支援」について、オレンジリボンは児童虐待防止運動のシンボルマークで皆さんが手をつないで活動していることや、子育てをする若い親さんへの温かい言葉かけや支援が大切で、孤立させない事が重要との講話がありました。
又、消費者ネットワーク岐阜の花井様からは「高齢者の消費者被害の実態と未然防止」について、高齢者の特徴である3つの大きな不安「お金・健康・孤独」に付け込ませない為には相手の誘いに乗らないことと、クーリングオフ制度の説明を頂きました。
続いて民生児童委員の情報交換、地域の見守りと連携・活動をテーマに6名ずつが1グループとなり59グループに分かれ日頃の体験や思いを話し合い、最後に59グループを代表し3グループが討論した内容を発表しました。
この日最後の講演として、岐阜県社会福祉協議会地域福祉部の斉藤様より日常生活自立支援事業の概要につき、仕事の内容や統計の説明を受けました。5時間と云う研修時間でしたが皆さん熱心に研修され講師の熱意に応えました。


高齢化率が38%を超えた若葉台団地(人口約3400名)では、平成24年度、自治会の委託により、個別に福祉・共助活動を行っていた団地内の各種団体を統合した「福祉連合会」が発足しました。県と市の協力を頂き、「支援センター」と「ふれあいセンター」の拠点が新設され、いろいろな福祉活動(買い物バス運行・302運動・バーべキュー昼食会・困りごと相談・・等)を一元化して行うことになりました。
民生児童委員としては、委員信条に明記されている趣旨に基づき、連合会の各行事に積極的に関わるように努力しておりますが、民生本来の業務も多々あり、各々の行事に1名の民生児童委員を割り当てて幅広く協力して行くようにしております。
高齢化が進むことにより、各々の行事を支えるボランティアも70歳を超える方々が多くなり、70歳未満のボランティアが不足しているのが現状です。
今後は、福祉サービスを受ける方々にも、連合会の行事が無理なく行えるように協力して頂ける方策を模索して行きたいと思っています。
高齢化社会の進行によって、ますます多くの問題が増えて行くことになりますが、公の援助に依存することなく住みよい町づくりを目指して、民生児童委員はこれからも地域住民と協力して地道な活動を継続していきたいと思っています。


当日は朝からあいにくの雨となりましたが、民生児童委員を含めて24名が参加し音楽療法士による歌と昼食を楽しみました。
先ず音楽療法士さんの巧みな話術でみんなで懐かしい唱歌を歌ったり、また楽器やハンカチを使って歌ったりもしました。声を出したり身体を動かしたりして脳の活性化も図られたのではないでしょうか。
次にボランテイア団体のサポート愛岐の方の支援を得て民生児童委員が準備した”豪華な”昼食を全員で楽しみました。昼食は1テーブル6人でおしゃべりしながらの昼食でした。普段はおひとりでの食事が多い皆さんだと思われますが今日はにぎやかな食事になったのではないかと思われました。食事後も皆さんでおしゃべりをして楽しいひとときを過ごしました。
当日都合が付かず出席出来なかった方で希望者(14名)には食事をお届けしそれぞれ自宅で召し上がっていただきました。
音楽療法士さんやお手伝いいただいたサポート愛岐の方々に感謝し、高齢者の方々が今後も元気でお過ごしされることを祈って散会となりました。


可児市民生児童委員連絡協議会主催でケアマネジャーと民生児童委員との懇談会を行いました。この会は7月に続いて今年度2回目となります。
ケアマネジャーの仕事について説明を受けたのち、9つのグループに分かれて懇談。懇談の席ではそれぞれの職務についての質問や、支援が必要な人への関わり方などについて意見交換が行われました。
それぞれの地域で見守りや支援の必要な人について、様々な形で関わっていく必要性を再確認する場となりました。
ケ丘小学校、東可児中学校と桜ケ丘民児協の委員間で児童・生徒について情報交流を行う目的で開かれました。学校側からは校長、教頭、生徒指導主事の先生が、民児協側は島田会長はじめ16名の委員が出席しました。東可児中学校区が受け持ち区域にある東明民児協の山口会長と担当委員にも出席していただきました。
昨年度のまとめの会で民児協側から「学校での児童・生徒の様子について参観したい」というリクエストがありました。学校側のご配慮で児童の普段の様子を見られるように、掃除参観と授業参観をさせていただきました。真剣に授業に向かう子供たちの姿は、普段見ることがないだけに新鮮な感動を受けました。
生徒指導主事の先生から「小学校の現状」「中学校の現状」について説明をいただきました。「登下校時などの『あいさつ』にこだわって指導している」といわれた先生の話に地域が児童・生徒に接するときのヒントがあるように感じました。その後、意見交換を行いました。学校でしかわからないこと、家庭でしかわからないことなどを話し合い、有意義な意見交換が出来ました。


明治42年「感化院」として開設された児童更生施設は、昭和23年「教護院」となり、
平成10年には「わかあゆ学園」と名称が変わり、県にひとつしかない児童自立支援施設に視察研修に行って来ました。
いまだに鉄格子があって鍵のかかっている施設と思っている人が多い中、実際はもっとオープンで出入できる所です。男子寮、女子寮があり2~3人が同部屋で過ごし、施設内にある大野小中学校分校に通っています。草取り、野菜作り、庭木の剪定、児童と風呂に入りそして食事、職員は24時間子供達と生活を共にし親からもらえなかった愛情、安心、安定した生活をあたえてあげたいと園長さんは言われました。
しかし社会、学校のルールからはみ出していた子供達を自信をもって施設から送り出しても7割の子供達が戻って来るそうです。一因として受け入れる地域、親が変っていないからだそうです。
私達が施設内を案内してもらう途中、子供達とすれ違うと「こんにちは」と元気に挨拶してくれ、とてもさわやかな印象をもちました。
今回の児童自立支援施設の視察研修にあたり成長過程にある子供達の今後、心身ともに自立していってくれればと願うばかりです。